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第91回全国高校サッカー選手権大会

上野アナの取材日記
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富山第一、3年ぶり24回目の全国へ

決勝戦は3−0で、富山第一が水橋を下して優勝!あらためて、試合を振り返ります。当日の朝はあいにくの雨でしてが、試合開始およそ2時間前にはあがりました!聞く所によると、放送の解説・城彰二さんは希代の「晴れ男」だとか。城さんが富山入りしたのがだいたいその時間なので、もしかすると…城さんのおかげ!?

決勝は富山の高校サッカーを語る上では外すことのできない両雄決戦となりました。藤色のユニフォーム富山第一は、3年ぶり24回目、黄色のユニフォーム水橋は2年ぶり6回目の選手権出場を目指して戦います。

試合開始直後にペースをつかんだのは水橋でした。中盤でボールをつなぎ、サイドも有効に使いながら、富山第一ゴールに迫ります。前半8分には、9番・水野が14番・三原に預けてそこからDFラインの裏を狙うロングパス。2年生FW10番・林がこれに反応して、ペナルティエリア内でキーパーと1対1になります。しかし、これは富山第一のキーパーの1番・宇佐美が止めました。

その後も主導権は水橋が握ります。右サイドバック15番・高野のロングスローやコーナーキックなどのチャンスがありましたが、相手のDF手堅く、ゴールには至りません。

迎えた前半14分。富山第一は左からのコーナーキックを得ます。キャプテン10番・和田からのボールはファーサイドへ。これを9番・島多が折り返し、中央にいたチーム得点王8番・貫場がヘッドで押し込んで先制ゴールを奪います。貫場は今大会毎試合得点で14点目。決勝で敗れた去年も、全試合でゴールを決めていたので、2年連続県大会全試合得点という驚くべき記録を残しました。貫場がこれほどまでに得点を奪うことができるのは、生まれつき備わったゴールへの嗅覚、そしてボールを持っていないときの動きの良さがあるからだと、富山第一の大塚監督は話します。

先制された水橋ですが、選手の集中力は途切れず、引き続き得点を奪いに行きます。その後は、両チームともにプレッシャーが早くなり、互いに勝ちたいという姿勢を前面に押し出す展開となりました。

試合が動くのは前半35分。富山第一の6番荒井が、中盤の左サイドから、前線の逆サイドへロングボールを入れます。DFとキーパーの間にボールが落ちる形になり、ここにいた19番・大塚がヘディングシュート!富山第一が追加点を奪います。スタメン中唯一の2年生である大塚は、大塚監督の次男でもあります。この決勝は先輩のために何としても勝つと話していました。結局前半は2−0で折り返します。

何とか追いつきたい水橋ですが、後半10分に退場者を出して、10人での戦いをを強いられます。選手交代で両ベンチが動きますが、その中でも光ったのが、富山第一の11番・前田でした。後半23分、2番・橋本のパスをペナルティエリアで受けて、キーパーとDF2人の間を抜けるシュート。これが決まって3−0と富山第一が水橋を突き放します。前田は今大会注目のスーパーサブで、全ての試合に途中出場し、これで7点目。縦への抜け出しが得意な前田は、疲れが見えてくる後半相手にとって嫌な存在だと思います。

水橋は持ち前のあきらめない姿勢、そして最後まで走りきる体力を兼ね備えているチームです。最後まで前線の9番・水野や10番林の早さを活かした攻撃でゴールを目指しますが、得点を奪えず、3−0で富山第一が優勝を決めました。

富山第一の大塚監督は、「守備陣が前半踏ん張った。プレミアで最初に攻められる展開が多かったので、選手達はいつもと同じ感覚でやれたのではないか」と話しました。プレミアリーグで鍛え抜かれた守備で、序盤の水橋の攻撃を凌ぎました。そして決めるべき所で先制点決めた。これが勝負の分かれ目だったのかもしれません。

水橋の塩谷真監督は、「前半ゲームの入り方が非常に良く、選手の成長を感じた」と話します。コーナーキックが前半4本あったものの、このチャンスを活かせなかったことも残念だったと言います。

2年ぶりの選手権出場の夢は叶わなかった水橋ですが、選手達は「次」に向けて練習を始めています。今週日曜18日に、プリンスリーグ参入戦を控えているのです。水橋にとっては残留をかけた戦いです。今年所属していた、北信越プリンスリーグに残留するには、計10チームが参加する参入戦トーナメントで上位に残る必要があります。残留となれば来年度、星稜や帝京長岡などの強豪と、1年を通して真剣勝負をする機会が与えられますが、降格が決まれば、県リーグに甘んじることになります。来年の選手権を占う上でも、非常に大切な試合です。

決勝戦の翌日には、土のグラウンドで個人練習を始めていたという水橋の選手達。3年生の溢れる思いは、1、2年生に引き継がれ、チームは早くも来年に向けて、歩み始めています。

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